ガ島通信への憧れ(書評ブログ)

一冊の本から学ぶことは一つ!いいんです、それでいいんです!

言ってはいけない真実

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読了。

 

 

 

・根拠のある分け方は差別でない。

 

・女性が社会に進出しやすい環境を作ることは、女性が安心して子供を産む環境を作ることである。なぜなら、女性の社会進出が進んだ国は出生率が高い。

 

(ちなみに、日本の初婚年齢は29歳、出産年齢30.4歳)

 

グローバル化、経済の自由化は貧困層中流階級に押し上げた。

 

・富を得るために必要なスキルは今や、言語的能力と、数理的能力の2つ。

 

知能指数や論理的思考は高い遺伝率がある。よって教育にお金をかけても、遺伝が影響するから意味がない。お金のある人だけが大学に行けるというのは、科学的根拠があり、覆せない。

 

・日本の生活保護率は世界的に見ると低い。母子家庭の母親は後ろめたい気持ちから就労をしている。

 

・母子家庭への税の投入を生活保護ではなく、無料の保育所などに使い、ひとり親でも安心して暮らせる社会にすることで結果的に女性が社会進出し、子供が増える。

 

(生活保護をもらってる人の全てが子持ちではないため、難しいけど)

 

・長期失業している若者は、それを解消する政策は全て意味がない。知的障害や発達障害精神障害があり、指導すれば治るというものでもない。世界中で施策を試しているが効果がない。

 

リテラシーが低い人は徹底的にぼったくられる社会。保険やクレジット分割はやめよう。

 

・日本は会社に対する帰属意識が最も低い国。3人に1人が思っている。

 

・一括採用でベストな会社を選べるかは宝くじを当てるようなもの。それなのに、その会社にずっといることが好ましいと思われている。そして、30歳超えると転職が難しい。その会社が嫌なのに転職もできない、よって、帰属意識低くなるのは必然的。

 

・欧米のように、正社員がなくなり、専門職と事務職に分かれる。専門職は弁護士とか。事務職は転職が難しいけど、待遇が手厚い。

 

・リベラル化が進み労働差別がなくなり、成果主義が広まれば、経済格差が大きくなる。その経済格差は知能の格差であり、その知能は遺伝が影響しており、教育ではどうにもならない。リベラル化が進めば進むほど貧困層も増える。

 

 

 

 

 

人に言えないこと多し。先入観で物事を考えていたことがわかる。知能だけでなく、精神病、犯罪等が遺伝することもわかっている。しかし、性格は遺伝だけでなく環境も多く影響していることもわかっている。遺伝に抗ってこうよ!